御坊総合運動公園で楽しく子育て

 御坊市塩屋町の御坊総合運動公園で毎週水曜に行われている親子サークル、お外遊び会「げんきっず」(山口あゆ子代表)の活動が5年目に入った。少子化が年々進行する中、子育て中の母親らを育児環境面でサポート。子どもたちが笑顔で野外で過ごし、母親らが子育ての情報交換を通じて交流を深めている。

 「都会では公園に行くと、子どもを連れた母親らの姿を見るが、地方ではそんな光景が少なく、母親ら同士が出会うきっかけも少なくなる。1人で孤独に育児するのではなく、みんなで情報交換しながら楽しく子育てしてほしい」と、2018年4月にサークル「げんきっず」が発足し、活動を始めた。

 御坊総合運動公園を拠点に、育児中の母親らに交流の場を提供。運営するスタッフは現在、御坊市や日高町などボランティアの女性6人。対象は基本的に就学前の幼児と育児中の母親や父親のほか、祖父母らも参加できる。クリスマス会、古着を譲るリユース会などのイベントも企画し、多い時には数十組が訪れる。20年と21年の2年間は新型コロナの影響で十分な活動ができなかったが、今年度から本格的な活動を再開した。

 今月1日の活動には親子7組が参加。水を入れた風船で遊んだり、周辺を散策したりして過ごした。御坊市の20代の母親は「有田川町から結婚で御坊市に移り住みました。このサークルを通じて母親同士の交流が深まったし、家の中で過ごすより野外の方が子どもの成長にいいし、自分自身の気分転換にもなります」とリフレッシュ。山口代表は「活動を通じて人と人の交流が深まればと思っています。無料で参加できますので、気軽に参加してください」と話していた。

 現在、スタッフを募集中で、希望者はお外遊び会「げんきっず」のインスタグラムからダイレクトメッセージすればよい。