新鮮な野菜の買い物を楽しむ来店者

 御坊市塩屋町森岡地区の農産物販売所「マルシェ・森岡」(坊茂樹代表)が15日、須佐神社近くの農免道路沿いでオープン。今回は開店10周年で記念の抽選会なども開かれ、多くの買い物客でにぎわった。

 2012年5月から地元農家らが生産した新鮮な農産物などを販売。高齢化が進む中、マルシェを通じて地域住民が交流する場にしようと、毎月第3日曜に開催している。

 10周年記念としてはマスクなどの記念品をプレゼントしたほか、野菜などが当たる抽選会が開かれた。開店前から買い物客が訪れる人気ぶりで、地元で収穫されたタマネギやミニトマトなどの野菜、スターチスの花がずらりと並んだ。来店者は品定めしながら買い物かごに入れ、レジ前には列ができていた。

 毎回訪れているという地元の70代の女性は、「どれも新鮮で安い。いいものばかりです」と笑顔。坊代表は「皆さんの協力のおかげで10年間続けられました。今後も地域コミュニティの場として盛り上げていきたい」と話していた。