スパウターで松林内をくまなく散布した

 東洋一といわれる美浜町の松林を松くい虫から守ろうと、町は10日、恒例の薬剤散布を行った。

 松を枯らす原因となる松くい虫を運ぶマツノマダラカミキリが羽化する前の5月上旬に毎年行っている。トラックの荷台から勢いよく薬剤を噴射するスパウター4台と、動力噴霧器4台の計8台を使って、78㌶を誇る松林内をくまなく散布していった。

 煙樹ケ浜沿いに広がる松林は塩害から地域を守るなど、住民も大きな恩恵を受けている。町では「松くい虫による松枯れを防ぎ、地域の財産を守っていきたい」と話している。