仁坂吉伸知事は25日、ゴールデンウイーク期間中の新型コロナ感染再拡大防止に向けて、予防対策の徹底を呼びかけた。

 特に注意する点として▽症状があれば旅行や帰省をしない。イベント、行事への参加も控える▽久々に帰省した友人らとでも、大人数・集団での会食は控える▽ワクチン接種――を強調。また、旅行会社などの「今後どこへ行きたいか」という調査で和歌山県は前年度からの伸び率が725%でダントツ日本一であることを報告し、「県内も感染が減ったわけではないので、GWで拡大するかもしれない。会食も少人数で静かにする分には目くじらを立てるつもりはないが、大人数ではやめていただきたい」。ワクチン接種には「打った方が感染や重症化のリスクが下がるデータが出ている。4月17日現在で県内の3回目接種率は57・8%。20代、30代の接種率が30%と低く、自分のためや他の人に感染させないためにも接種していただきたい」と求めた。

 現在の感染状況には「本当に減らないという印象。保健医療行政に携わる職員の疲労も極みに達しているが、とにかく粘り強く頑張るしかない」と話した。