大きくなって再登場のじゃんじゃか大福

 日高川町鐘巻の道成寺で27日に鐘供養会式が行われるのに合わせ、参道のレストラン雲水では、この日限定で清姫の化身大蛇に見立てた「じゃんじゃか大福」が販売される。

 新型コロナの影響を受けて2年間会式が中止されていたため、じゃんじゃか大福も3年ぶりの登場。パックリ割れた大福から大きなイチゴが飛び出したイチゴ大福。大蛇の頭を模しており、真っ赤なイチゴは口から吐く炎を表現している。安珍を鐘もろとも焼き尽くしてしまう恐ろしい大蛇がかわいらしい大福に仕上がっている。100個限定で価格は1つ250円。

 黒田量也社長は「3年ぶりに登場するじゃんじゃか大福は大きく成長しています。ジャンジャカ踊りと一緒に楽しんでいただければ」と話している。

 会式は、清姫が長さ21㍍の大蛇と化し練り歩くジャンジャカ踊りが最大の呼び物で、午後3時ごろに日高川の河川敷を出発し、3時45分ごろにJR踏切に到着。安珍を追って参道から石段を一気に駆け上がり、境内では釣り鐘の中に隠れた安珍を鐘もろとも焼き殺してしまう絵巻物語を迫力満点に再現する。