平和への願いをうたう関守住職

 戦禍に苦しむウクライナの人々を支援したいと、みなべ町の有志が16日、旧清川中学校体育館でチャリティー音楽法要を行い、聖福寺(白浜町)の関守研悟住職が澄んだ歌声に平和への願いを込めた。


 清川の本誓寺前住職の赤松宗典さんがロシアによるウクライナ侵攻を憂い、関守住職に相談したのがきっかけ。南部ライオンズクラブや仏教会など多くの関係機関で実行委員会(田中隨晋委員長)を作り、チャリティーイベントとして音楽法要を開催することにした。


 約70人が来場した中、関守さんは「春の小川」「おぼろ月夜」など四季を感じる歌や、スマップの「トライアングル」、戦争のない世界を想像してみようという願いからジョン・レノンの「イマジン」などを披露。「ささやかな思いが届き、ウクライナに光を」と全員の思いを1曲1曲に込め、最後はみなべ町東本庄出身のシンガーソングライター川島ケイジの「僕らが生まれた梅の町」をうたった。


 参加者や実行委員会から26万6200円の支援金が集まり、全額を日本赤十字社のウクライナ人道危機救援金に寄付する。