中道会長㊨と堺駅長で除幕し招きライオンをお披露目

 今年度で創立55周年を迎えた御坊ライオンズクラブ(中道哲也会長)は16日、記念事業としてJR御坊駅に人と幸を招く木製の「招きライオン像」を贈った。

 先月実施した小学校への絵本の寄贈に続く記念事業第2弾。招きライオンは、ライオンズクラブにちなんだ中道会長の発案。

 中道会長は「コロナ禍で運行列車が減便され、利用客も減っている駅をたくさんの人に利用してもらいたい」と考え、笑顔で人と幸福を招く招きライオン像の制作を、田辺市龍神村のチェーンソーアーティスト城所ケイジさんに依頼。スギの木の高さ160㌢ほどの像は、中道会長がデザインしたかわいらしい金のライオンが手招きしながら座っており、台座部分には「ようこそごぼう駅へ」と彫られている。

 この日は、中道会長から御坊駅の堺伸二駅長に目録が手渡され、2人で除幕して像をお披露目。中道会長は「人出が減ってしまった駅のお役に立てることを願っています。車社会の地域ですが、駅に来るきっかけになれば」と話し、堺駅長は「木の温かみが伝わる立派な木彫りの像をいただきありがとうございます。招きライオンのように温もりあるおもてなしができるよう駅員一同頑張っていきます」と感謝していた。

 招きライオンは、駅コンコースの玄関付近に設置され、利用客を出迎える。