任期満了に伴う日高川町議選(定数12)は、12日午後5時で立候補届け出が締め切られ、現職11、新人1の12人の無投票当選が決まった。無投票は、合併後初の無投票となった4年前の2018年に続いて2期連続。

 今回の町議選は、昨年末に皆瀬の現職が不出馬を表明し、今年2月に新人の山本芳徳氏(45)=江川=が出馬表明。以降は、中津地区から新人の出馬などうわさはあったものの表面化せず、無投票ムードのまま告示を迎え、候補者のお願いコールも一日だけに終わった。

 任期は5月1日からで、当選証書の交付は18日午前10時から役場で行われる。

 日高地方の近年の町議選では、15年の由良町、17年の印南町で無投票選挙。全国的にも地方議員のなり手不足が課題となっており、今回の日高川町議選もその傾向が浮き彫りとなった。日高川町では、17年と昨年の町長選も2期連続の無投票だった。