優勝カップを手に笑顔いっぱいの日高
準優勝杯を手に笑顔を見せる南部男子

 日高郡市ジュニアバレーボール連盟主催、本紙協賛の第22回日高新報杯小学生バレーボール大会兼第45回春季大会が10日、御坊市立体育館を主会場に開催され、6年生主体のAリーグに11チームが参加した。新型コロナの影響で今大会が新チーム初の公式戦となり、選手たちは練習で培った成果を全力で発揮。決勝は日高が南部男子との接戦を制し、歓喜の初優勝を手にした。

 3組に分かれて予選リーグを行い、上位8チームが決勝トーナメントを行った。
 決勝は実力伯仲の好ゲーム。第1セットは序盤から一進一退の攻防となったが、日高が石神の連続サービスエースで10―5とリードを広げると、川瀬の見事なトスワークにエース野崎が力強いスパイクを次々と決めて終始先行し21―15で先取した。第2セットは南部男子の攻めのサーブに苦戦を強いられ、7―11と先にテクニカルを取られたものの、主将の鈴木を中心に粘り強いレシーブが光り、野崎の連続サービスエースとスパイクで終盤に逆転。21―16で振り切った。

 崎山忠士監督は「初の公式戦で緊張もあったと思うが、試合を追うごとに自分たちのペースをつかみ、サーブで攻め、エースがしっかりと決める日高らしいバレーができた。(この日が誕生日の)主将の鈴木にみんなでいいプレゼントができた」と選手をたたえていた。

 南部男子は小柄な選手が多い中、コートにはいつくばってボールをつなぐ粘り強さで善戦したが、一歩及ばなかった。生駒明広監督は「最後まであきらめないプレーができた。いい所も課題も見つかったので、これからレベルを上げて全国出場を目指していきたい」と前を向いた。

 3位は印南はまゆうが決定戦で川辺ひかりを下して入賞した。