別れの歌をうたう卒業生(御坊小学校)

日高地方の小学校で23日、卒業式が行われ、全31校中、卒業生がいない寒川第一を除く30校から598人が巣立った。


 御坊市の御坊小学校(栖原伸精校長)は体育館で行い、49人が卒業。栖原校長は卒業生一人ひとりに卒業証書を授与した後、式辞。「皆さんはこれから中学校へ進みますが、中学ではよき出会いをしてください。よき出会いとは自分とともに成長し、応援してくれる友人のこと。そういう出会いに巡り合うた

めに、素直さと謙虚さ、向上心、諦めない心を持ってください」とはなむけの言葉。在校生は出席していなかったが、ビデオメッセージで卒業生へ感謝とエールを送った。


 卒業生は、別れの歌で「旅立ちの日に」をうたったあと、「将来の夢に向かって一歩ずつ歩んでいきます」と決意を述べ、保護者、教諭の拍手が鳴り響く中、学び舎を後にした。式の後はグラウンドでバルーンリリースも行った。