御坊ロータリークラブ(髙辻幹雄会長)が小学生と中学生を対象に募集した第17回和田勇物語感想文コンクールは、小学校の部で山本優珠さん(塩屋5年)、中学校の部は出口真衣さん(名田2年)が最優秀賞を受賞。17日に髙辻会長らが各校を訪問し、表彰状を贈った。

 次代を担う子どもたちに和田勇氏の功績と精神を知ってもらおうと、同クラブが毎年実施。今年は、小学生は20校の5年生362人、中学生は16校の1、2年生473人から寄せられ、それぞれ最優秀賞1人と優秀賞(小学生3人、中学生2人)、佳作(小学生19人、中学生15人)を選んだ。例年、同クラブの創立記念例会で表彰式を行い、最優秀賞の2人が感想文を朗読しているが、今年は新型コロナ感染拡大防止のため中止し、17日に髙辻会長、幹事の五味牧さん、和田勇委員会の阪本仁志委員長が学校を訪問し、山本さんと出口さんに表彰状を授与した。

 山本さんは、「戦争で落ち込んでいた人々の心に大きな希望と勇気を与えたオリンピックを呼んだすごい人。将来看護師になって和田勇さんのようにたくさんの人に元気を与え、優しくしたい」とつづった。

 出口さんは、勇さんの死後、妻正子さんが夫と歩んだ人生を振り返った言葉『人の一生は涙の粒のようだ』が印象的で、「自分の人生も有意義なものにしたい。いつまでも甘えず、強い気持ちを持ち、人の役に立つために」と決意を示した。

 18日に開かれた同RC創立記念例会では、事前に収録された2人が感想文を朗読する映像を放映した。
 優秀賞、佳作は次の皆さんが受賞した。

 【小学校】優秀賞=濵田香乃(白崎)、齋藤朗(笠松)、中井咲良(志賀)▽佳作=阪本葉月(湯川)、岩城結(塩屋)、山本花(衣奈)、米田心愛(藤田)、西口愛音(御坊)、小西真利那(名田)、計隼瑠(白崎)、芝﨑美琴(由良)、池下ひかり(稲原)、竹山愛瑠(志賀)、古居日和(川辺西)、大村壮太(清流)、藤薮愛理(印南)、谷口媛桜(三百瀬)、溝脇奏(切目)、川口美咲(川原河)、久保佑里咲(山野)、林紗良(松原)、小早川琉依(中津)

 【中学校(河南のみ1年、他は2年)】優秀=宮本琴羽(由良)、前田知哉(日高附属)▽佳作=柏木蓮大(早蘇)、林千尋(日高)、坂田宇彌(切目)、前田明南(湯川)、浦莉花(名田)、木下万稟(印南)、石田菜穂(大成)、玉置萌花(松洋)、新井希波(稲原)、辻浦芹夏(河南)、木村百花(御坊)、宮﨑悠太(日高附属)、中野佑美(中津)、青木和香(清流)、出口朋花(丹生)