みなべ町を除く日高地方1市5町は20日から、御坊市のひだか病院で、5歳から11歳まで子ども(小児)の新型コロナワクチン接種を共同実施する。

 初日は120人を予定。以後、申し込みの状況をみながら、接種スケジュールを追加するとともに、小児診療所での接種も進めていく。

 御坊市ではすでに対象者約1200人に接種券を送付。15日現在で120人の希望を受け付けており、市担当課は「小児接種は義務ではなく、また、強制されるものではありません。接種券に同封している資料をご覧いただき、有効性と安全性を正しく理解したうえで、『希望する』か『希望しない』を、お子さまと一緒にお考えください。相談があればコールセンター(0738ー52ー5105)にお尋ねください」としている。

 一方、御坊市は昨年9月末までに2回接種を完了した人に接種券を送付。10月末の人には今月末ごろ、11月末までの人には4月中旬をめどに順次発送していく。今月14日現在の3回目接種率は43・1%(18歳以上)。1月から開始した「前倒し接種」は順調に進んでおり、集団接種では全ての世代でおおむね7カ月間隔で案内できている。今月の接種予定枠は24日から31日までで、あと1021人分用意しているが、14日現在で集団接種を希望する人は751人。申し込みはウェブか返信用はがきで。「いま申し込むと集団接種では最短6カ月間隔でご案内できる見込み。接種を希望される方はぜひ」と呼びかけている。