大阪など県外在住のレジャーボート愛好家らでつくるチーム日高は26、27日、御坊市塩屋町の北塩屋漁港(日高港湾)周辺でボランティアでゴミ拾いを行う。メンバーは普段、船を昇降するスロープを使用していることから、「ただ遊ぶだけでなく、地元に貢献する活動をしたい」と、自分たちが住んでいるまちから遠く離れた場所で清掃活動に取り組む。

 昨年9月、長雨の影響でスロープに流木などが打ち上げられ、北塩屋漁港でボートを昇降する顔見知りのボート仲間ら7、8人が清掃活動を実施。その際、「今後もこうした活動を続けていけないか」という声が上がり、チーム日高の発足となった。

 その後、口コミで仲間が増え、現在は大阪、兵庫、和歌山など約30人。スロープの利用ルールを守り、漁港関係者らに感謝の気持ちを持って施設を大切に使用するという趣旨に賛同した人が集まり、「ルールを守る人の証」として同会のステッカーもつくった。

 チーム日高の発起人で代表の大阪市の橋本和巳さん(51)は、「10年ほど前から北塩屋漁港のスロープを利用させていただき、ボートからの釣りを楽しませもらっている。遊ぶだけでなく、地元に貢献できるような活動をしていきたいという思いです。今後も台風などでゴミが打ち上げられた時に活動していきたい」と話している。

 今回の清掃活動では北塩屋漁港のゴミ拾いや草刈りを行う。初日は午前9時から午後4時まで、2日目は午前8時から正午までを予定している。雨天の場合は延期。「協力していただける人は直接、漁港に来てください」と呼びかけている。