地唄舞の出雲蓉

 日高川町鐘巻の道成寺で27日に、公演「桜・舞・道成寺」が開催される。午後1時開演。観覧の申し込みは10日から受け付ける。

 桜・舞・道成寺は、道成寺を古典芸能の聖地として確立、日高地方の魅力を発信し、文化振興と地域活性化の推進を図っている「おいでよ!日高実行委員会」が主催。2009年にスタートし、毎年春に伝統芸能の公演が行われてきたが、20、21年は新型コロナの影響で中止となったため3年ぶりの開催。今年は、地唄(京阪の三味線唄音楽)を伴って舞われる日本の伝統舞踊のひとつ「地唄舞」で、出雲流を創流した出雲蓉が「古道成寺」などを舞う。このほか、うた語りと奈良墨アーティスト劇団「葉流座」が、宮子姫伝説を紹介しながら海を表現した墨アートを披露し、日高高校箏曲部も演奏する。

 観覧は、全席予約制で先着100席程度。チケットは1人500円。予約は電話で行い、料金は当日会場で支払う。代表者1人につき5席まで予約可能だが、予約時に全員の住所、氏名、連絡先が必要。感染対策のため、席は事務局が指定し、新型コロナの感染状況によっては中止となる場合がある。

 申し込み、問い合わせは同実行委員会事務局(役場企画政策課内)℡0738(22)2041。