由良町内3小学校の円滑な統合を目指す小学校統合推進委員会(委員長=寒川正美教育長)の第7回会合が7日、中央公民館で開かれ、校名案を「由良小学校」とすることを決めた。

 校名案は、今年1月に住民から募集。114人から応募があり、今回の委員会では公募の結果を基に協議した。

 冒頭、寒川委員長が「校名の決定は大きな節目。十分な協議をお願いしたい」とあいさつ。続いて委員1人ずつから意見を求めた結果、「町名にちなんだ名前がふさわしい」「住民からの公募で一番多かった」「由良町にある小学校ということが一番分かりやすい」などの理由から漢字表記の「由良小学校」に決まった。少数意見として平仮名表記の「ゆら小学校」、「由良港小学校」を推す声もあった。

 校章、校歌については新しくすることを決め、校章は4月から5月末まで公募し、専門家も加わって検討する。校歌については4月から6月末まで歌詞を公募、作曲は専門家に委ねる。

 委員会は「校舎施設及び設備」「校名、制服等及びPTA関係」「通学関係」「教育計画」の部会を立ち上げ、現在の由良、白崎、衣奈の3小学校の統合を進めている。統合時期は2023年度とし、校舎は既存の由良小学校を活用。将来的には高台の安全な場所へ新校舎の移転を目指す。