県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話」(0120―508―878、これは・わなや」を知ってもらおうと、御坊署が庁舎前の花壇に電話番号の花文字を作った。御坊地区警察官友の会と警友会御坊支部が協力。横断幕も設置し、「電話やメールでお金、キャッシュカードの話が出れば、とりあえず確認することが大切。一人で考えず、気軽に確認してください」と呼びかけている。

 24日間対応の「その話ホンマに大丈夫?かけて損なし『ちょっと確認電話』」は昨年3月から運用開始。下6桁の「508・878」を「これは・わなや」の語呂合わせにしている。警察や金融機関から「キャッシュカードを渡せ」、市町村職員から「保険料を還付する」、コンビニで「電子マネーを買って番号送れ」。このような電話やメールに絶対だまされてはいけない。

 一方、県警が今月開設した公式ユーチューブチャンネルの配信一覧に「犯人の声~サポート詐欺編~」という動画がある。この動画は詐欺犯人の声を収録したもので、特殊詐欺グループとの実際のやり取りを公開。見てみると、途中にポイントとしていくつか注意点が挙げられている。

 昨年1年間の県内特殊詐欺被害は、被害額が約9000万円で前年と比べて約6700万円減少したが、認知件数は59件で前年の32件からほぼ倍増。御坊署管内も3件、約140万円の被害が確認されている。公的機関の職員を名乗り、還付金が受け取れるとだましてATMに誘導、お金を振り込ませる還付金詐欺の被害が急増。その話は本当に大丈夫ですか、「これは・わなや」に電話をかけ、ちょっと確認しても損はない。

(笑)