サントリーウエルネスが自分自身で感じている自分の年齢「実感年齢」について全国調査したところ、和歌山県がマイナス3・51歳で全国1位となった。昨年12月中に全国の20~79歳の男女約1万人を対象に調査。実際の年齢とは別に自分自身で感じている年齢で、2位は高知、3位は大阪、4位は兵庫、5位は鳥取と続き、全体的に西日本の各府県で年齢を若く感じる人が多いとのこと。最下位は秋田県のマイナス0・74歳だった。和歌山については「年齢を意識せず、自分が好きな服を着たい」「カラダだけでなくココロの健康も大切と思う」「睡眠時間は十分とっている」という人が多く、健康意識が高く、心と体の健康バランスも取れているのだという。

 実感年齢が若いということは、それだけ健康と感じているということだろう。理由の一つの「睡眠時間」については、和歌山は睡眠時間を十分にとっているという人が平均の1・2倍。しっかり睡眠時間を確保していることが、心や体の健康維持につながっているのだろう。

 そんな睡眠だが、日本は世界的にはショートスリーパーとなっている。ヘルスケアデバイスを手掛けるフランスの企業が、2020年に同社の機器を使用して日本を含めた14カ国の平均睡眠時間を調べたところ、日本は平均睡眠時間が世界で最も短い6時間22分19秒だった。6時間を下回ったユーザーも約3割いたという。最も長かったベルギーの7時間24分と比べると約1時間少なくなる。

 必要な睡眠時間は人によって異なると思うが、睡眠は脳や体の休養、疲労回復、免疫機能の増加、感情整理などさまざまな役割がある。今後も和歌山が全国1位を維持できるよう、十分な睡眠時間を確保しよう。

(城)