三浦市長㊧に要望する世話人会の代表者

 御坊市にスケートボード練習場(スケートボードパーク)の設置を望む有志ら「御坊市にスケートボードパークを実現するための世話人会」のメンバーが2日、市役所に三浦源吾市長を訪ね、要望した。

 スケートボードパークの設置に賛同する有志や愛好家らでこれまでに会議を開催。3月末までに「御坊市スケートボード協会」を発足させる見通しとなっている。

 世話人会を代表して玉置哲史さん(68)=湯川町財部=、上山綾太さん(30)=美浜町田井=、川口時夫さん(70)=藤田町吉田=が訪問。玉置さんが「活性化にとてもいい事業。総合計画にある『公園・遊び場の整備』にもぴったりで、行政として取り組むべき課題と言えます。協力しますので、行政主導で調査、研究、協議する場をつくってほしい」とし、「御坊市や日高郡にも愛好家は大勢います。オリンピックの後、健全なスポーツとして認知され、人気も上昇する中、練習する場所がない子たちを排除するのではなく、活躍する場をつくってほしい。そうすれば市外や他県からも人に来てもらえる」と述べた。

 上山さんも「御坊にスケーターは多く、10代半ばの子もいますが、滑るところがなくてやめていってしまっています。友人らが海外やプロで活躍する中、力になりたい」、川口さんは「市の活性化に非常にいい。(御坊総合)運動公園に設置されれば、市外から家族連れでやって来てくれるし、避難場所としても活用できる」と熱望。三浦市長は「ブームの中、組織ができ、これで一歩。すぐに実現とはいきませんが、担当課と話しながら進めていただき、判断していきます。行政主導より官民協働。民が足の遅い官を引っ張っていってほしい」と理解を示した。