先日、サッカーの本田圭佑選手が県庁を訪問し、仁坂吉伸知事と意見を交換したというニュースを見た。その後、自身のツイッターで肩書について「頼むから元日本代表っていうのやめてくれ。別に普通にサッカー選手でいいやん」と意見を述べていた本田選手。以前にも「ビッグマウス」発言について、独自の見解を示して話題になっていた。

 本田選手はこれまで世間が注目するインパクトのある発言を繰り返してきた。自身が3大会連続で出場しているワールドカップで目標を問われた際も、ほかの日本代表選手がなかなか口にしない「優勝」という言葉をたびたび使用。このことについて過去に「ビッグマウスは借金と似てる」として「返済ではないけど批判のリスクが伴う。ただ上手くいったときの効果は言うまでもなく大きい。あとは言ったやつ(借金したやつ)にしか分からないことがある」と説明している。

 「ビッグボス」に話は変わるが、プロ野球・日本ハムの新庄剛志監督が昨年、札幌ドームで開催されたファイターズのファンフェスティバルで、野村佑希選手がインタビューの際、第一声で「そうですね」と発したことを注意。「自分の思ったことを素直に言えばいいだけ。いいことを話そうと思っちゃダメだよ」と指導した。

 取材を受ける側の人は少し考えてから答えるために必要な言葉と時間だろうが、「いいことをしゃべろうと思ったらダメ」という意見には取材する側として賛成。「目標達成ならず」は「有言不実行」とは違う。スポーツ選手に限らず、目標を口にし、達成に向けて頑張るのは大切。多くの人の素直な思いを聞き出し、応援したい。

(笑)