コロナ禍も走り続ける宮井紀行

 美浜町出身で鹿児島を拠点に活動しているシンガーソングライター、宮井紀行が14枚目のシングル「カルカンFUNK」を配信リリースした。カルカン(軽羹)とは、鹿児島の有名なソウルフードで、黒豚やかき氷の「しろくま」と並ぶ人気の和菓子。ソロになる前の「なまず」時代から支えてくれた第二のふるさとへの感謝を込め、コロナ禍に生きるすべての人に元気を送るご機嫌ソングに仕上がった。

 昨年は5月に自分と同じ歌うたいの道を歩む後輩へのエールを込めて作った「一番星」、ふるさと和歌山のローカル鉄道(紀州鉄道)をうたった「日本一短い紀州トレイン」など9曲を収録した通算7枚目のアルバム「一番星」をリリース。同時に初の短編小説「一番星」も執筆するなど、本業の音楽だけでなく新たな道を切り開いた。

 今回の「カルカンFUNK」は、昨年5月の紀州鉄道応援ソング「日本一短い紀州トレイン」以来となる新曲。焼酎の「焼酎フィーバー」、さつま揚げの「SA・TSU・MA・A・GE」に続く鹿児島名物にちなんだご当地ソングで、タイトルの通りファンキーで思わず踊りたくなるサウンドとなっている。

 日高地方のファンに向けて、「いつも応援ありがとうございます。鹿児島から、歴史あるお饅頭と歌とサウンドで、全国、いや全世界の皆さんを笑顔にするべくこの曲を作りました。2022年も一緒にうたって踊って笑って、ノリノリでお願いします」とメッセージを送ってくれた。