報告会であいさつする谷口実行委員長㊨

 日高地方の地域活性化イベント、御坊日高博覧会(通称御博=おんぱく)の結果報告会が12日、御坊市のイタリアン「アルベロ」で開かれ、プログラムの内容が年々充実し、利用者の満足度が非常に高かったことが報告された。


 7年目の今年は10月30日に開幕し、11月28日までの30日間開催された。41のプログラムが行われ、うち新規は16プログラムと全体の24%となった。まだ最終集計ではないが、総利用者数は1000人を超えているとみられている。利用者アンケート調査からは「大変満足」と「満足」を合わせると99・8%に上り、内容が充実していることを示した。利用者は御坊日高以外の田辺や和歌山市からも全体の16%とこれまでよりも増えており、知名度が上がっていることをうかがわせた。価格の高いプログラムほど集客が多かったなど今回の特徴の説明もあった。


 パートナーからは「初めてプログラムを開催したが、冊子での集客は10%くらいで、ほとんど口コミで広げていった。何もないところから人を誘うのは難しいと感じた」、アロママッサージを行ったスタッフは「コロナで外出できない中、海が見える民家を借りて海外の雰囲気で開催したが、すぐに予約が埋まった」、「代金をいただく方が参加者の本気度も高いように感じた」など今後の参考になる意見がたくさん出された。


 谷口光実行委員長は「今年は大盛況だった。プログラムの質が年々上がっているのを感じたし、楽しませてもらいました」とあいさつした。8年目となる来年は12月17日から翌1月22日まで、クリスマスや正月に合わせて開催することを決めた。