先日、腹痛で目が覚めた。血尿だろうか便器がピンクになり、何とか車を運転できたので、病院に行くと尿路結石との診断。5年前に初めてなったときと比べ、それほど痛くなく、一日ゆっくり過ごしたところ、知らない間に収まった。その3日後、油断していると早朝に腹を激痛が襲って嘔吐。のたうち回って、病院で座薬、点滴をしてもらい、検査を受けた。同じく尿路結石。家に帰っても痛みは続き、結局よくなったのは夕方だった。

 インターネットで調べたり、病院で働く友達に聞くと、尿路結石は、その名の通り、尿路にできる石。尿路は腎臓から尿管、ぼうこう、尿道まで全てを指し、筆者の今回は尿管結石だった。あまり大きくなかったのか、治療はなく、とにかく給水。座薬で痛みを抑えながら、飛び跳ねては寝てを繰り返した。

 尿路結石は女性より男性に多く発症し、男性の7人に一人、女性の15人に一人が一生のうち一度はなるといわれている。この40年間で患者数が約3倍に増えており、主な要因は食生活の欧米化による動物性の脂肪やたんぱく質、塩分、糖分の接種量増加。原因は水分補給が少なかったり偏食・過食、生活環境や精神的ストレスだったり、心当たりはたくさんある。

 予防は水分を多くとって適度に運動。寝る前の食事を控えて栄養バランスを整え、お酒はほどほど、塩分や糖分の取りすぎに気を付ける。ホウレンソウやレタス、ナッツ、チョコレート、バナナ、タケノコ、コーヒー、紅茶、緑茶に多く含まれるシュウ酸に注意。筆者もまさにそうだったように、半数近くの患者が5年以内に再発するといわれ、よくなっても油断せず、食生活を改善、再発防止に努めたい。皆さんもご注意を。  (笑)