写真=感謝の色紙を手渡す西さん㊧と大原せつ理事長

 美浜町の和田小学校(友渕博文校長)の児童会長、6年生の西華那(はな)さんが25日、学校近くの大原内科を訪れ、大原せつ理事長に大原俊樹蔵書基金を活用して学校の図書室に本(238冊、約49万4000円相当)が入ったことへの感謝の気持ちを伝えた。

 同校にはせつさんの祖父で、校医だった英敏さんが亡くなった後、2代目の故俊樹さんが町に寄付をして大原英敏文庫を設立した。3代目のせつさんも俊樹さんの遺志を継ぎ、今年5月、500万円を町に寄付した。

 購入された図書はSDGsについて学べる書籍や感染症対策に関する本もあり、低学年向けの絵本から高学年向けの書籍まで取り揃えている。

 西さんは「たくさんの本をいただき、ありがとうございます。みんなも楽しく読んでいます。本を読んで、しっかり勉強していきたいです」とお礼の言葉を述べ、各学年ごとに制作した感謝の色紙を手渡した。