写真=本紙エリアのメンバーが多数の和歌山Regina

 和歌山県内で唯一の女子硬式野球チーム「和歌山Regina(レジーナ)」(田辺市拠点)が、大阪で開かれた関西女子中学生硬式野球秋季大会で見事優勝を飾った。和歌山レジーナには本紙エリアから7選手がメンバー入りしており、1回戦と決勝の2試合で完投勝利や決勝点をたたき出すなど大活躍。20、21日に開かれる3年生最後の大会に向けて自信と弾みをつけた。

 レジーナは中学生から社会人まで17人が所属しており、うち中学生は12人。本紙エリアからは岡田未来(御坊中3年)、森川りな(南部中3年)、水田彩矢羽(龍神中3年)、寒川幸音(同)、寒川文音(同)、松本惺吏(同2年)、松田真里奈(同1年)の7選手がメンバー。

 1回戦はピュアエンジェルスと神戸サンダースの合同チームと対戦。岡田、森川、水田、寒川姉妹、松本の6選手が先発出場し、松田選手も途中出場した。レジーナは1点を追う3回、同点に追いつき、なおも2死三塁から水田が左前へ適時打で逆転。最終回には森川の中前適時打、岡田の犠飛で2点を追加するなど5―1で勝利。投げてはエース岡田が4安打1失点の完投で相手打線をねじふせた。

 決勝は大阪履正社と対戦。4点を追う4回、安打で出塁の岡田が生還し1点返して反撃ののろしを上げると、5回、岡田の中前適時打や寒川幸の内野ゴロが敵失を誘うなど3得点で同点。2点勝ち越された6回には松本の左前二塁打を皮切りに四球や安打、敵失で2点奪って同点。さらに森川が決勝点となるスクイズを決め、7―6で栄冠を手にした。

 主将の森川選手は「チームワーム抜群で最後まであきらめない、このチームのいいところを発揮して優勝できてうれしい。今週の最後の大会も優勝を狙いたい」と笑顔で、投打に活躍した岡田選手は「初めての優勝でめっちゃうれしい」と喜んでいた。

 20、21日に開かれる第3回リトルシニア関西連盟中学女子硬式野球大会でも優勝を狙う。