写真=ライブ中継のカメラを前に笑顔をみせる参加者

 

マレーシア訪日教育旅行関係者向けオンライン商談会が28日、印南町羽六の庄田登紀美さん宅で開かれ、教育旅行などの受け入れワンストップ窓口を目指す紀州体験交流ゆめ倶楽部が参加した。

商談会にはマレーシアの教育関係旅行社8社、中学・高校9校が参加。日本側から大阪、京都、奈良、兵庫、和歌山の5府県関係者が参加し、コロナ収束・渡航制限撤廃後の教育旅行需要を取り込むのが狙い。

同倶楽部は約20分間のライブ中継で英語を使ってPR。事務局員の木戸地美也子さんが活動内容を紹介したあと、築95年の古民家に住む同倶楽部理事の庄田さんが民泊の受け入れ状況や海外客の希望に沿った料理の提供、自宅果樹園でのミカン狩り、地元名所などを紹介。大阪在住で日高地方への移住を検討している安藤弥生さんも出演し、外から見た和歌山の魅力として「伝統と文化が体験できる場所」と説明した。

ライブ中継を終えて庄田さんは「マレーシアの旅行社と直接やり取りしたわけではありませんが、しっかりPRできました。今後、県などを通じて教育旅行の申し出があればいいですね」と話していた。