写真=平野理事長から本を受け取る児童(中津小で)

 日高川町船津の特別養護老人ホーム白寿苑を運営する社会福祉法人敬愛会が、白寿苑開設25周年を記念して町立小中学校13校に計69冊の本を寄贈。20日には中津小学校(的場義文校長)で贈呈式が行われた。

 敬愛会は、1996年に特別養護老人ホーム白寿苑を開設。デイサービス、在宅の介護や生活援助などにも幅を広げ、高齢者福祉事業を通じて地元並びに近隣地域のなかで社会貢献事業を行っている。今回は25周年を迎えたのを記念して、地域社会貢献活動の一環で、未来を担う子どもたちのためにと町立小学校9校に「教室はまちがうところだ」「ふつうに生きるって何?」など各5冊、同中学校4校へは「14歳の君へ」「友だちってなんだろう?」など各6冊を寄贈。この日白寿苑に近い中津小学校に敬愛会の平野恵一理事長、西敦弘施設長が訪れ、贈呈式が行われた。

 平野理事長は、「本を好きになり、たくさん読んで、いろいろな考え方ができるようになってください」と本を贈った。児童を代表して児童会の会長室美成里さん、副会長の柚瀨壮志君、小早川朝菜さん、書記の佐藤壱晟君(以上6年)が受け取り、室さんは「たくさんの本をありがとうございます。みんなで楽しみながら読みたいと思います」と述べた。