写真=視察を終え、白浜空港で会見する赤羽大臣㊧と仁坂知事

 赤羽一嘉国土交通大臣は24、25の2日間、和歌山県内を視察。25日には美浜町の竜巻被害現場をヘリコプターから確認し、復旧を支援していく考えを示した。

 今月18日未明、台風14号によって生じた竜巻で美浜町を中心に50軒以上が被害を受けたことと、紀伊半島大水害から10年となり、防災減災のための国土強靭化の観点から来県した。竜巻被害状況の把握のほか、白浜町で導入されている顔認証でキャッシュレス決算などが行えるⅠoTおもてなしサービスの視察、観光関係者との意見交換など行った。

 最後に白浜空港で会見した赤羽大臣は、美浜町の竜巻被害について「きょうの段階でも瓦がやられた住宅がそのままだったことに少し驚いた。業者が限られ、時間もかかっているという話を(同行の)仁坂知事からうかがった。国交相の所管でもあり、そうした面でもサポートできることをしっかりやりたい。加えて紀伊半島大水害から10年、雨の降り方も年々激しくなり、災害リスクも高まっている中、できる限り安全安心な国土強靭化を県、市、町と一緒に進めていきたい」と答えた。

 観光関係者との意見交換からは「この地域は顔認証システムの先進地。ウイズコロナに向けて新しい旅を確立するトップランナーだと思っている。皆さんの取り組み、心意気にしっかり国としてお応えしたい。白浜をはじめ和歌山県は観光資源の宝庫、しっかりサポートしていきたい」などとした。