写真=籔内町長から記念品を受け取り笑顔の鈴木さん夫妻

 20日の敬老の日に合わせ、美浜町や薗自治連合会(酒本和彦理事長)の長寿お祝い訪問が行われた。

 薗自治連合会は18日、連合会内の60歳以上253人を対象に、町内会長らが各家庭を訪れ、60歳以上74歳以下の170人に洗濯用洗剤、75歳以上の83人に新米を贈呈。うち傘寿、米寿、卒寿の13人には商品券も贈った。

 卒寿の西川町代さん宅等には、酒本理事長が訪問。西川さんは「米寿のときも来てくれて、こうして会えるのうれしいわ。白寿のときも祝ってな」と笑顔を見せた。酒本理事長は「訪問した町内会長にとっては要支援者の把握も兼ね、対象者にはお祝いとともに防災の啓発も行いました。高齢者の皆さんはまちの宝。あらためて災害による犠牲者、負傷者ゼロへ意識が高まりました」と話していた。

 美浜町では籔内美和子町長が21、22日、町内の90歳以上201人と今年米寿になる43人を訪問。お祝い金や記念品を贈った。最高齢は上田汎さんの98歳。

 敬老の日にちなんだ取り組み。例年敬老会で米寿の記念品を送っているが、コロナで中止のため米寿の高齢者宅も訪れた。

 初日に訪問した吉原の鈴木堅之(かつゆき)さん(91)、範子さん(90)夫婦宅では籔内町長がお祝い金を手渡し、「お二人が仲良く暮らされていて何よりです。いつまでもお元気でいらしてください」。鈴木さん夫婦は「ありがとうございます。これからも健康に気を付けていきたい」と笑顔を見せた。