文部科学省の2021年度生涯スポーツ功労者及び生涯スポーツ優良団体表彰の被表彰者が発表され、生涯スポーツ功労者表彰に県弓道連盟名誉会長の佐竹万里子さん(73)=御坊市御坊=が選ばれた。

 スポーツの健全な普及及び発展に貢献し、地域におけるスポーツの振興に顕著な成果を上げたスポーツ関係者及びスポーツ団体をたたえる表彰。本年度は生涯スポーツ功労者166人、生涯スポーツ優良団体123団体が選ばれた。

 佐竹さんは、日高高校に入学した1963年から弓道をはじめ、全日本女子弓道選手権大会で3回優勝、埼玉国体一般女子近的で優勝するなど多くの成績を残し、弓道界最高位の範士を授与され、段位は八段を取得した。

 県弓道連盟では1984年から副会長、2012年から会長、14年からは名誉会長。また、全日本弓道連盟では現在、副会長を務めている。指導者としては、県内外で講習会講師として指導するほか、国際弓道連盟海外セミナー講師として海外でも活動してきた。2015年の紀の国わかやま国体の際は、国体成功に奔走した。

 受賞に際し、「連盟をはじめ、多くの皆さんの支援のおかげです」と感謝。指導については「伝えることの難しさを常に感じ、今後もよく相手の心を見て役に立つ指導ができるよう心がけていきたい。これまで多くの方のお世話になってきましたので、少しでも弓道のために役立てればと思います」と話している。