写真=鋤を入れる三浦市長㊧と小池議長

 御坊市が進めている新庁舎建設事業は5日、薗地内の市役所前(南側)駐車場で安全祈願祭(起工式)が行われ、市や市議会、工事関係者ら合わせて12人が出席した。概算事業費約53億円、設計施工費約46億円の新市庁舎建設。災害への備えとして屋外から避難できる外付け階段や防災デッキも整備される予定で、12月からの本格的な着工へ、工事の無事完了を祈願した。

 安全祈願祭には三浦源吾市長や市議会の小池佐左夫議長、新庁舎建設特別委員会委員長の西本和明委員長をはじめ、設計・施工の前田建設・久米設計特定建設工事共同事業体の関係者らが出席。小竹八幡神社の小竹伸和宮司が神事を執り行い、地鎮の儀では三浦市長、小池議長が鋤を入れた。

 玉串をささげ、閉式の後、乾杯。三浦市長は「いよいよ建築が始まる新庁舎の特色は防災拠点機能を備えた安全・安心な庁舎として自然災害に対応できる強固な庁舎、まちを活性化するシンボルとなる庁舎、そして長く使い続けることができる環境配慮型の庁舎となっており、屋外から避難できる外付け階段や防災デッキを備える市民の皆さまの安全確保にも重点を置いた造り。本市にとって50年に一度の大型プロジェクトです」と述べ、小池議長、前田建設・久米設計特定建設工事共同事業体から設計業務代表者で株式会社久米設計大阪支社長の小牧実豊氏、施工業務代表者で前田建設工業株式会社常務執行役員関西支店長の諏訪俊雅氏があいさつした。

 新庁舎は鉄筋コンクリート造り(一部鉄骨造り)、地上6階(屋上階含む)。庁舎本体の建築面積は約1950平方㍍、延べ床面積は約7700平方㍍で、工期は2024年6月30日までとなっている。今後、2023年10月竣工、24年1月からの供用開始を予定している。