新型コロナワクチンの2回目接種を終えることができた。迅速に対応してくれた印南町の関係者の皆さんに大変感謝している。1回目のときは副反応はなかったが、2回目は腰をはじめ関節痛や微熱、倦怠感があり少ししんどかったが、それでももしコロナに感染すればもっとひどい症状になる可能性があると思えば全然許容範囲、というのが個人的な意見。大阪の調査結果によると、2回接種して2週間以降にコロナ感染しても重症者、死者がゼロだったとの報道があった。不安だらけのコロナ禍、少し安心することができた。

 東京都が開設した若者向けの接種会場に、長蛇の列ができたとの報道が今、にぎわせている。ネットでの申し込みにできなかったのだろうか、宣伝のわりには接種できるのが一日300人程度しかないのは少なすぎる、などなど疑問点はいろいろあるが、後ろ向きなことを言っても仕方がない。初めてのことには失敗もつきもの。よりよい方向へ改善する教訓にすればいいだけ。現場で対応している人は一生懸命に役割をこなしているだろう。批判するのは違うように感じた。

 何より接種を希望する若者が多いということをはっきりと示した。ならば最優先すべきは、一人でも多くの人に一日も早く打つ態勢を考えること。政治と行政の腕の見せ所だろう。東京都墨田区は、接種率が都内23区の中でダントツという先進地だ。いち早く夜間接種を始めたり、ワクチンだけでなく回復した重症者を中小病院に転院させる仕組みを構築するなど、実際に成果を上げている。見習うべきことは非常に多い。3回目接種もいわれている中、いい事例はどんどん取り入れよう。 (片)