写真=日高広域消防で救助訓練に取り組む初任科生

 日高広域、御坊市の両消防で25日から27日まで、県消防学校に通う初任科生の消防署勤務実習が行われた。

 4月に入校し、9月に卒業を控えた初任科生が、各所属の消防本部で奮闘。今年度採用された日高広域の7人、御坊市の1人が勤務に就き、業務補助や資機材の取り扱い、各種訓練に取り組んだ。

 日高広域では3人と4人の2グループに分かれて日勤、当務(24時間)を経験し、最終日の救助訓練では4人が三連ばしごを使った救出を実践。先輩職員が見守るなか、活気ある声を響かせた。安全や連係を確認しながら、技術の向上に取り組み、検証では職員からの指摘、アドバイスに熱心に耳を傾けていた。

 卒業式は9月17日の予定。日高広域の滝本塁貴消防士(22)は「期間中、油漏れの現場に同行させてもらいました。学校とは緊張感が全然違い、先輩たちの動きを見て、私も早くこうならないとと思いました」と意気込みを語っていた。