写真=承認書を受け取る小薮理事長

 日高町阿尾にある海上保安庁が所管する紀伊日ノ御埼灯台で26日、美浜町の特定非営利活動法人日の岬・アメリカ村に対する灯台の一般公開事業承認書の授与式が行われ、田辺海上保安本部の上野春一郎本部長から日の岬アメリカ村の小薮清信理事長に承認書が手渡された。

 同灯台は9月19日以降、NPOが一般公開事業の管理者として施設の鍵を預かり、内部や高さ約15㍍の回廊からの景色を、観光客等に案内することになった。

 灯台見学の対象は小学生以上で、1回につき50人程度まで案内する。人件費等にかかる費用として、1人につき700円の寄付金の協力をお願いするという。見学は申し込みが必要だが、方法等は9月以降に発表する。

 小薮理事長は「貴重な財産を管理することに、責任を感じています。NPOの名前にある日の岬の観光資源を生かすことができると決まり、うれしく思っています」と話している。