2021年度全国高校総合体育大会陸上競技大会・秩父宮賜杯第74回全国高校陸上競技対校選手権大会が7月28日から今月1日までの5日間、福井市の福井県営陸上競技場で開催され、紀央館高校2年の阪本海月華(かるな)選手が女子円盤投げで見事、銀メダルを獲得した。

 全国の強豪選手が集結し、男子21種目、女子20種目で熱戦が展開された。女子円盤投げには65人が出場して予選が行われ、39㍍50の決勝進出ライン突破を目指して投てき。自己ベスト39㍍56の阪本選手は、自己新を目標に投げた1投目で42㍍34を記録。いきなり決勝進出を決めた。決勝には12選手が進み、阪本選手は3投目に予選の記録をさらに更新する43㍍48を投げ、準優勝に輝いた。

 試合後、「決勝進出を目標にしていたので、2位になれて驚きましたが、ここまでくれば優勝したかったです。観客の多い大きな大会が好きで、応援してくれる人に力をもらい、力まずに投げることができました。来年は優勝を目指します」と笑顔で話していた。

 阪本さんのほか、日高地方関係では、田辺工業高校の大家利公選手(3年、大成中出身)が5000㍍競歩で7位入賞。大家選手は予選2組目に登場、2位で決勝に進み、決勝は21分35秒59でフィニッシュした。