先日、千葉県八千代市で、車の中にいた1歳の女の子が熱中症とみられる症状で亡くなった。警察は女の子を車内に放置したとして25歳の母親を逮捕。女の子は発見時には意識と呼吸がなく、熱中症とみられる症状で、その後、病院で死亡が確認された。同じ1歳の子を持つ親として衝撃的なニュース。この暑さ、熱中症には気をつけなければならない。

 さて、新型コロナの影響で1年延期となった東京五輪が開幕。熱戦が展開され、テレビで観戦しているが、連日暑い。五輪期間中は全国で厳しい暑さとなる見込み。自宅で競技をテレビ観戦する際にも、熱中症への注意が必要になる。繰り広げられる熱戦に熱中しても、水分の補給は怠ってはいけない。

 日高地方での今年の熱中症搬送は五輪開幕までで14人。一方、全国で今月12~18日に熱中症で搬送された人は約4500人で、昨年同期の約4・5倍に上った。このうち住宅から搬送された人は約4割を占め、屋内でも安心できない状況が続いている。新型コロナ感染対策で、自宅でのステイホーム観戦が求められるなか、消防によると、熱中症対策として心がけたいのは、エアコンの使用と水分補給だそう。

 また、こんなデータも紹介してくれた。昨年の夏に東京23区で熱中症によって死亡した200人の約9割は屋内で見つかり、このうち約9割がエアコンを使っていなかったという。環境省はエアコンの使用と一日当たりコップ6杯分(1・2㍑)の水分補給を呼びかけている。テレビ観戦のように何かに集中していると水分補給も怠りがち。アルコールを飲みながらだと脱水症状にも陥りやすくなるようなので注意してほしい。     (笑)