第103回全国高校野球選手権和歌山大会4日目の12日は2回戦2試合が行われ、第2試合で日高中津が慶風に10―4で快勝した。日高中津は初回に打線が爆発、大量7点を奪って主導権を握り、守っては3投手の継投で逃げ切り、初戦を突破。3回戦は18日、第2試合(午前11時45分から)で日高との兄弟校対決が実現する。

日高中津
700000021 10
021000100 4
慶風

 日高中津は初回、先頭の小岩井が右前打で出塁。小谷、中村が四球を選んで無死満塁とすると、原が三遊間を破る適時打で1点を先制。山西の押し出し四球で2点目を挙げ、さらに土川が中前への2点適時打。西村、小岩井も連続適時打を放ち、この回打者11人を送り込む猛攻をみせ、一挙7点を奪うビッグイニングをつくった。

 2回から7回までは追加点を奪えなかったものの、8回は中村、原、山西の3連続長短打で2点を挙げ、最終の9回も小岩井が右中間への適時打を放って1点を追加した。

 日高中津先発の佐々木は初回、三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せたが、2回に2点、3回に1点を奪われ3回で降板。4回からエースナンバーをつけた玉置が2番手としてマウンドに上がり、走者を背負いながらも要所を締め、8回までの5イニングを7回の1失点だけに抑えた。最終回は白川が打者3人をピシャリと抑えた。

写真=日高中津初回無死満塁、原が三遊間を破る先制打