6日から12日までの危険物安全週間に合わせ、御坊市、日高広域の両消防は危険物施設の査察や広報活動を行う。危険物の保安に対する意識の高揚、啓発を推進する週間で、今年の標語は「事故ゼロへ トライ重ねる ワンチーム」。市消防予防課は「危険物は、火災の発生、拡大の危険性、消火の困難性が高く、日常生活の中での危険物にはガソリンや灯油があり、広く使われていますが、ガソリンは引火しやすくちょっとした不注意で火災や事故が発生しますので、気をつけてください」と注意を呼びかけている。

 危険物は消防法で定められおり、「火災発生・拡大の危険性が高く、消火が困難なもの」を指す。身近なところにもある危険物。例えば消毒用アルコールでもアルコール濃度が60%以上の製品は消防法で定める危険物に当たる。「容器に『第四類・アルコール類』と書かれていたら、危険物です」。一般財団法人全国危険物安全協会が作った「私たちの生活に身近な消防法の危険物」を特集するリーフレットに、トピックとして消毒用アルコールについて詳しく説明があった。

 それによると、新型コロナ感染防止対策で当たり前のように使っている消毒用アルコール。使い方を間違えると火災などの事故の危険性がある。消毒用アルコールは蒸発しやすく、蒸気は引火する恐れがあるため火気のない場所で使い、保管は直射日光の当たらない場所で。詰め替えるときは蒸気が滞留する可能性があるため、換気できる場所で行うのがポイントという。週間をきっかけに意識し、また、消毒用アルコールを安全に使い、危険物事故と新型コロナの感染を防ごう。(笑)