御坊市の高齢者に対する新型コロナワクチンの集団接種は、体制強化によるスピードアップで、7月末までに希望者全員が完了する見込みとなった。

 当初、今月15日から一人当たりの所要時間を短縮し、29日から土日の医師を増員。予定していた名田以外の地区会場をきのくに信用金庫旧御坊営業部へ集約し、8月中に高齢者全体の90%以上への接種を完了させるスケジュールだったが、さらに医師や一日の受付枠を増やし、また、ひだか病院が医療従事者ら1376人への接種を終えた後、6月21日から週1回84人、7月10日に420人の1市5町に住む高齢者への接種を行うため(各市町から対象者に案内、病院に直接の申し込みはできない)、7月末までに完了の見通しが立った。

 御坊市では今月8日から、対象者約7500人のうち、初めに予約できた約1700人と希望するとはがきで回答した4444人(28日現在)への接種を行っており、29日から2回目となる人の接種もスタート。希望するとはがきで回答した人について、6月中旬をめどに全員に接種予定日時を示せるよう事務手続きを進めている。

 健康福祉課は「65歳未満で基礎疾患がある方への案内も順次開始していくので、いましばらくお待ちください」としている。