写真=美しく咲き誇るハナショウブ

 御坊市野口のとびやま花しょうぶ園(浅井了二園長)で、色とりどりのハナショウブが見ごろを迎えた。

 場所はホームセンター「コーナン」から北東約100㍍。休耕田だった約6㌃を名所にしようと、野口区民有志がボランティアで整備、管理している。植えられているハナショウブは約50種類、1300~1500株。鮮やかな紫を中心にピンクや黄の花が咲き誇っている。

 ボランティアメンバーが4月初めから毎週日曜、雑草をとり、水をやって世話。例年より早く今月中旬に咲き始め、6月中旬まで楽しめるという。

 今年は新型コロナの影響で、昨年に続いて恒例のイベントは中止するが、園は開放しており、自由に観賞できる。

 メンバーの片岡やゑ子さん(72)は「来年は園全体を花でいっぱいにしたいと思っています。花は心を癒やしてくれます。朝は生き生きとしていて美しく、また、夕日が当たると特に紫が映えて何ともいえません。通りがかりや時間があるときに立ち寄ってみてください」と話している。