写真=ガッツポーズで意気込む成田さん㊧と室さん

 NPBガールズトーナメント2021全日本女子学童軟式野球大会(7月30日から松山市)に出場する県選抜チーム「和歌山ハーモニーズ」のメンバーに、日高地方の日高ドリームガールズから室美成里さん(中津小6年)と成田陽菜さん(御坊小6年)が選ばれた。ハーモニーズは2大会連続(昨年は新型コロナのため中止)で準優勝しており、2人は「今年は全国優勝を狙います」と意気込んでいる。

 県選抜メンバーは県内の7チームから19人がメンバー入りした。

 室さんは身長135・7㌢。右投げ右打ち。ハーモニーズの主将を任され、リーダーとしてチームをけん引する。ドリームガールズでは3番打者で、遊撃手として活躍。走攻守そろった選手で、打撃ではアベレージヒッター。守備にも安定感があり、投打の中心選手。大会の目標は「しっかりと声を出してチームをまとめ、日本一になれるように精一杯プレーしたい。ドリームガールズの監督やコーチにも喜んでもらえるように頑張ります」と意欲をみせた。

 成田さんは身長152・7㌢。右投げ右打ち。御坊少年野球クラブにも所属し、守備では一塁手や投手、打撃では4番打者で活躍。ドリームガールズでも投手で4番を任されている大黒柱。打撃は長打力が魅力で、投手としてはボールに力があり、コントロールも安定している。「大会までに打撃練習に力を入れ、試合に出られるように頑張りたい。県代表として全力を尽くしてプレーし、優勝を目指して頑張ります」と闘志を燃やしている。

 大会には各都道府県の予選を勝ち抜いたチームと都道府県で編成された選抜チームの約40チームが出場する。和歌山ハーモニーズは前回大会(2019年)、前々回大会(18年)でいずれも準優勝している。