写真=妻の久美子さんとともに乾杯する久留米氏

 任期満了に伴う日高川町長選挙が11日告示され、現職の久留米啓史氏(65)=江川=のほかに立候補の届け出はなく、同氏の2期連続の無投票当選が決まった。久留米氏は役場本所前の事務所に集まった支持者と当選を喜び、1期目から掲げている5つの公約の推進と高速道路を活用した町の活性化へ決意を新たにした。

 事務所前には支持者のほか、周辺町の首長や議長、県議会議員、国会議員秘書ら約100人が集まり、後援会の三村康雄会長は「皆さんのおかげで無事当選することができました。これからの4年間、日高川町のために身を粉にして頑張ってくれると思います」とあいさつした。

 久留米氏はまず「皆さんのおかげで2期目の切符をいただきました」と集まった支持者らに感謝。街宣車で回った一日だけの選挙を振り返り、「あらためて町の広さを認識した。広さゆえに各地域の状況は異なりますが、共通の課題は公約に掲げている『人口維持の推進』『住民にやさしい行政』『産業振興』『災害に強い町づくり』『健全な財政運営』の5つであることを再確認でき、引き続き推進していきたい」と決意を示した。

 2期目に向けては「町の活性化は町内だけでは難しく、広い地域から多くの方に来てもらうことが大切。12月末には高速道路4車線化と川辺ICフルインター化を控えており、これは町にとって大きなチャンス。このチャンスを生かすためには町の〝売り〟となる何かが必要。豊かな自然をキーワードに住民の皆さまと一緒に考えていきたい」と抱負を述べた。

 最後は妻の久美子さん(64)とともにお茶を手に発声なしの乾杯を行い、当選を祝った。