写真=同店で人気のみゆき

 日高川町船津にある道の駅SanPin中津では、メダカが人気となっている。

 人気のある代表的な品種は赤い色の鮮やかさを世界三大美女の一人に例えて名付けられた「楊貴妃(ようきひ)」、シルバーが美しい「みゆき」など。1999年に絶滅危惧種に指定されたことをきっかけに20年ほど前から人気が出始めており、当初は市場には数える程の種類のメダカしか存在していなかったが、ブリーダーらがさまざまな品種を掛け合わせることで現在は国内で500種類のメダカが存在するようになった。

 SanPin中津では10年ほど前に黒メダカのみの販売を開始し、「紅孔雀(べにくじゃく)」や「小町」など10~20種類の品種が販売されるようになった。月に50鉢ほど売れており、10年前の倍以上の売れ行きという。販売価格は品種により違い、1鉢700~1500円程度で、売り始めの500円より高くなっている。

 同店で販売するメダカの9割を生産しているという町内の30代男性は、「メダカマニアはさまざまな色の品種を掛け合わせ希少種に出会うことや、黒のメダカ同士から赤のメダカが生まれたりするのが楽しくてハマる人が多い。中には1匹30万円で取り引きされる品種も存在し、メダカにハマると底が見えない沼のようにキリがありません。また、犬や猫のように飼い主に懐く個体もおり、家族のような存在にもなっています」という。

 支配人の藤本拓子さんも「メダカは見ていると癒やされるし、初心者でも飼いやすく値段もお手頃で、人気商品の一つです」と話している。 

 他の商品では、地元で収穫された「八竹(はちく)」という品種のタケノコもすぐに品切れになるほどの人気。八竹は、あくが少なくて調理しやすく、たけのこご飯や和え物、煮物、八宝菜などの具材にもオススメだという。