御坊市藤田町藤井区(小池正幸区長)、日高川町土生区(柏木真一区長)、大成中学校育友会(東高史会長)は23日、御坊市日高川町中学校組合長の久留米啓史町長、三浦源吾副組合長、堀江才二議会議長に同校通学路の拡幅整備についての要望書を提出した。

 改良を求めているのは、大成中南約300㍍、東西に走る県道江川小松原線とさらに約200㍍南に並行して走る市道駅前道成寺線を南北に結ぶ道路。普段から通学路として利用している。幅員が約2㍍と狭く、藤井方面から自転車通学している46人の生徒が農作業車とのすれ違いができず、交通のネックとなっている。線路より北側の90㍍区間を、最低でも幅員4・0㍍(有効幅員3・0㍍)に拡幅するよう、今回の要望を行った。

 小池区長らは「近年、全国で頻発する死傷事故などの状況を受け、通学路の安全性の確保等が急務となっていることから、重大な事故が起こらないうちに早期に実施していただきたい。財政状況の厳しい折だが、各段の配慮をお願いします」と手渡し、久留米町長は「これから御坊市とも協議しながら、前向きに検討させていただきます」と話していた。