写真=9日も電話が殺到している市役所内のコールセンター

 御坊市で、新型コロナウイルスワクチン集団接種(5月8日~7月4日分)の予約受け付け初日の8日、コールセンターに申し込みの電話が殺到し、つながりにくい状態が続いた。午前8時半から受け付けを始めたが、午後2時半ごろまでに1687人分が埋まり、今回の予約が取れなかった人らの不満が爆発。市は体制の不備について陳謝するとともに、次回以降は受け付け方法を見直すことを決めた。

 市は先月31日に65歳以上への新型コロナウイルスワクチン接種券を発送し、8日午前8時半から予約の受け付けを開始。予想をはるかに上回る申し込みがあり、市役所内コールセンターの4回線に加え、庁内ほかの回線でも対応したが、電話がつながりにくい状態が長時間にわたって起き、わずか6時間で今回の予約枠が埋まった。

 また、予約は原則コールセンターへの直接電話かインターネットとしていたが、申し込み方法が分からなかったり、電話がつながりにくいという相談のため、大勢の人が窓口に訪れ、臨時的な対応として市役所のパソコンや本人のスマートフォンで予約のサポートを実施した。案内通りの申し込み方法を守った人には不公平な形となり、「(午後)3時半ごろ、69回目でやっとつながったと思ったら、もう予約は埋まったやと。何を考えてるんな」など怒りの声であふれた。

 次の接種日程は、ワクチンの供給量を見定めながら、8月以降を予定。対象者7567人のうち、残る5880人については、予約方法を先着順から変更する。今月中旬をめどに今回の対応不備に対するお詫び状と、ワクチン接種の希望を伺うはがきを発送。希望者をまとめ、調整、日程案を示す。

 翌9日もコールセンターには予約や苦情の電話が殺到。市は「職員の役割分担を明確化できていなかった点や情報の伝達、共有の不足、受け付け体制に不備があったことは否定できず、皆さまにご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。次回以降の予約申し込みの際は、今回の教訓や反省点を踏まえたうえで、関係課の中で対応について十分に協議したい」とし、「遅くなりますがワクチンは必ず接種できます」と理解を求めている。