和歌山労働局(池田真澄局長)は30日、2月の県内の一般職業紹介状況を発表。有効求人倍率(季節調整値)は1・00倍で前月と同水準。依然として厳しい雇用情勢が続いている。

 県内の2月の企業の求人は、1万5071人(季節調整値)で2カ月ぶりに減少。求職者は1万5068人で2カ月連続減少し、有効求人倍率は1・00倍となった。

 新規求人数は、5182人(季節調整値)で、前月より6・2%減少し、新規求職者数は3059人で7%増加した。正社員については、有効求人倍率が0・79倍(現数値)で14カ月連続前年同月比を下回っている。

 池田局長は「求人倍率は前月から1・00倍を維持しているが、求人の減少、新規求職の増加の傾向は変わらず、依然として厳しさがみられる。また、県内でも変異株の確認や新規感染者が一定数いることから、新型コロナが雇用に与える影響に、引き続き注意する必要がある」と述べた。

 御坊は1・27倍 ハローワーク御坊の2月の有効求人倍率(現数値)は、1・27倍で前月と同水準だった。