写真=観音菩薩像を前に焼香する参列者

 印南町印南原、浄土宗正覚寺の境内で21日、観音菩薩像の開眼式が行われ、檀家や地元住民ら約50人が参列した。

 以前から本堂に木造の観音菩薩はあるが、境内の「三界萬霊」の碑を見守る位置にも建立しようと、多くの浄財を受けて高さ2・65㍍の石像が完成。「未敷蓮華(みふれんげ)」を手にし、「いつくしみ・あわれみ観音」と命名されている。開眼式では塩路善澄住職が経を読み、参列者が次々と焼香。寄付した232人の名前も紹介された。

 塩路住職は「お経に『佛心とは大慈悲これなり』と説き示されています。観音さまは慈悲の象徴で、全ての人々に楽を与え、苦を除くと申します。必ず皆さまに寄り添ってくださると確信しております」と話している。