写真=小学男子60㍍決勝(瀧本君は右から4人目)

 日本陸上競技連盟主催の第104回日本陸上競技選手権大会・室内競技、2021日本室内陸上競技大阪大会が17、18日の両日、大阪市の大阪城ホールで開催された。オープン競技で実施された小学生の部男子60㍍に山一クラブの瀧本瑛太君(松原小6年)が出場。近畿から集まった強豪選手を抑え、見事第1位に輝いた。

 同大会は、中学生から一般まで各種目でエントリー資格記録を突破した選手が全国から集まる大会で、今年はシニアの部にはリオ五輪男子4×100㍍R銀メダリストの桐生祥秀(日本生命所属)や2019年世界選手権男子4×100㍍R銅メダリストの多田修平(住友電工所属)らが出場した。

 小学生の部はオープン競技で、5、6年生を対象に男女別60㍍の一種目のみが実施され、標準記録(100㍍で男子13秒40、女子14秒00)を突破している近畿の選手がエントリー。男子は18人が出場。瀧本君は予選1組で登場し、1着でゴール。7秒79をマークし、上位8位が進める決勝に2位で駒をすすめた。決勝は、好スタートを切ってトップに立ち、中盤は体一つ分抜け出した。ゴール間際に2位の選手の追い上げもあったが、逃げ切り、予選を0・03秒上回る7秒76で優勝を果たした。

 レースを終え「予選の後、コーチの父に『いい動きだったからその調子で行けばいい』とアドバイスがあり、自信を持って走りました。1位になれるとは思っていなかったのでとてもうれしい」と喜んでいた。