写真=忙しく行われるスターチスの検品

 春の彼岸(17~23日)や卒業、入学のシーズンとなり、スターチスの生産量日本一の御坊市では、年間最大の需要期を迎えている。名田町上野のJA紀州がいなポートには、生産者から運び込まれた箱詰め商品が大量に積み上げられ、職員が検品、出荷作業に追われている。

 スターチスは、仏花としてだけでなく、ブライダルやフラワーアレンジメント、ドライフラワーでも人気がある特産品。がいなポートには朝から、JA紀州中央花き花木部会(約120軒)の生産者が栽培しているスターチスが続々と運び込まれている。主力の紫色のサンデーバイオレット、紀州パープルのほか、フェアリーピンクや県オリジナル品種の紀州ファインパール、紀州ファインイエローなど色も豊富で、九州を除く全国に年間5000万本以上の出荷を見込んでいる。

 今月は彼岸を中心に最も花の需要が高まるが、昨年は新型コロナの緊急事態宣言が出され、外出自粛で墓参り需要の減少や式典等の中止、生花店の休業など大きな打撃を受けた。今シーズンは、価格も高水準で安定し、順調に生育した高品質の商品が出荷されている。

 御坊営農販売センターの北原和博センター長は、「スターチスだけでなく、カスミソウ、ガーベラなど品質のいい花がたくさんあります。お彼岸はぜひ、お墓や仏壇にきれいな花を供えてください」とPRしている。