写真=スポーツ公園周辺の山の斜面に苗を植える南陵高野球部員

 日高川町は県の「紀の国森づくり活用基金」を活用し、南山スポーツ公園周辺の町有林の再整備を行っている。14日には和歌山南陵高校野球部員、日高振興局、紀中森林組合、町職員ら約70人が参加し、ドウダンツツジ、イチョウ、白木蓮、ロウバイなど約450本を遊歩道沿いに植樹した。

 山林は「保健保安林」に指定されており、過去(1984~87年度)の治山事業で、歩道の整備、自然林の造成などを実施した。老朽化が進んでいたことから今回再整備を行い、競技場周辺の環境整備を進めている。整備面積1・16㌶、歩道整備320㍍、階段工283段。

 作業に汗を流した南陵高校野球部主将の竹内奏真君(17)は「この遊歩道はトレーニングで登っています。初めて植樹に参加しましたが、何年後かに見に来たいと思います」と話していた。