先日、コンビニで買い物した時の話。レジを済ませてこちらが商品を手に取る間もなく、店員は横を向いて他の店員とおしゃべり。客だからと偉そうなことを言うつもりは毛頭ないが、あまりいい感じはしない。飲食店などではお客の見送りに、乗った車が見えなくなるまで頭を下げて感謝する人もいる。まさかコンビニでそんなことをしていたら、後ろに並んでいる人から文句が出てしまうが、せめて客が横を向いて立ち去るぐらいまでは、店員に前を向いていてもらいたい。それが笑顔ならなおさらよい。全くもっておっさん臭い説教に聞こえるかもしれないが、客相手の仕事なら、それぐらいの心構えは必要だろう。

 そんなことをいいながら、筆者自身はどうかというと、若い頃はひどかった。大学時代、ビデオレンタルショップでバイトしたが、気に入らない客が来た時は仏頂面をし、レジ打ちを超高速で大きな音を立ててやるという、傲慢な態度を取っていた。当時は客を何さまだと思っていたのか、本当に常識知らずというか、恐いもの知らずというか、我ながら情けない。

 それが社会人になっていろんな人と会い、いろんな経験をしていくうちに、そんな態度ではいけないということに気付く。確かにそのコンビニの店員も若かった。これからいろいろ覚えて、接客の態度なんかも覚えていくのだろう。そもそも経営者側が接客マニュアルをもっと徹底する必要があるとも感じるのだが…。

 いずれにしても、ほんのちょっとしたこと。人に対してわずかでも気遣いや思いやりある行動ができるのかどうか。筆者も人と接する仕事柄、あらためて考えさせられる。  (吉)